1月13日

 

 本日1月13日、自分は22歳になった。

 姉が亡くなってからもう3年も経ったのかと時間の早さに本当に驚いている。

 

 姉が病室で冷たくなったのを感じた時、自分も21歳で死ぬと本能的に感じていた。

 それから毎年毎年12月には必ず体調を崩してきたし、去年は誕生日にインフルエンザにかかるという奇跡も起こっていた。

 

 昨日、ほんとに突然自殺したくなった。ってかもう生きてるっていう意識がなかったのかもしれない。

 ワークスの説明会で成長や10年後といった言葉が散々でてきたけど、自分には全くピンときていなかった。

 自殺する人が電車に飛び込んだり、社会的に迷惑だなと思われる行為で自殺する人が多いけれど、少し前は自分も本当に迷惑だなって感じていた。

 

 

 でも昨日思った。自殺する人って計画的にする人ってそんなにいないんじゃないかなって。

 突発的に自殺するっていうか、なんか吸い込まれるみたいな。

 本当に俺も危なかった。この世にパチンコがあってよかったなって初めて思った。

 

 

 自殺するつもりなんて微塵もなかったけど、明日になったら姉貴の年齢を超しちゃうな〜とか考えてたら、そーゆー現実を認めたくなくて、なんか意識飛んでた。まー1万円も同時に消えてたんだけど。

 

 

 それで今日。プレゼントとかはいらないって言ってはいたんだけど、うちの親は本当に優しいからカートンをくれた。

 

 22歳まで生きられて本当によかったね。おめでとう。と泣きながら言われた。

 死ぬと思ってたよwwwとか笑ってごまかしたけど、本当に今にも泣き崩れそうな瞬間だった。

 

 親を悲しませたくない。もう親の涙は見たくない。

 本当にそれだけを思って姉が死んでから生きてきた。本当にそれだけを思って。

 

 そのために早稲田に入ったし、お酒で潰れて困らせるとかは今まで一度もしてこなかった。

 

 だらだら過ごしてきた大学生活の中で一応宅建の資格も取ったし、少しは安心してくれてるのかな。

 

 22歳になった俺を姉はどのように見ているのだろう。

 少しでも安心して眠ってくれていたら、本当に俺も嬉しい。

 我がままな俺の姉として、我慢が多かった21年間だったと思う。

 

 少しでも安らかに眠ってくれていることを願ってやまない。